9/21神戸新聞記事より

兵庫団体演技磨き雪辱 茨城国体 新体操13年ぶり優勝 
日ノ本、須磨ノ浦高合同チーム 練習重ね連係強化


 7、8日に行われた第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の新体操で、日ノ本高と須磨ノ浦高の合同チームで臨んだ兵庫が13年ぶりに優勝を果たした。2006年の兵庫国体以来、2度目の快挙。選手たちは「周囲の支えに結果で恩返しできたことがうれしい」と声をそろえる。
 出場したのは、須磨ノ浦高の松ア梨恩と、日ノ本高の平田理佳子、安藤愛莉、堅田希楓、池田穂の5人。フープ、ボール、クラブ、リボンの4種目の各1人が行う個人と、フープとクラブを使い5人で臨む団体との総合成績で争った。兵庫は2位の東京に3点以上の差をつけ、36・6375点(個人14・5875点、団体22・050点)で栄冠を手にした。
 小川千枝監督は「作戦勝ち」と振り返る。個人で2位につけながら、団体で振るわず総合11位に沈んだ昨年の経験から、今回初めて国体用に新たな演技を完成させて団体戦に挑んだ。ターンやバランス、ジャンプといった各選手の身体能力を生かした技を組み込み、「戦い」をテーマに迫力ある世界観を表現した。
 6月以降、約40回もの合同練習を実施。全国高校総体後の最後の追い込みで、演技の質をさらに高めた。須磨ノ浦高から唯一メンバー入りした松アも、週末には日ノ本高の寮に泊まり込んで合宿を行い、連係を強化。松アは「一緒にご飯を食べ、チームに入り込めたことで意見を言い合える仲になれた」とうなずく。
 チームをまとめた池田は「優勝を目標に、練習時から意識を共有してきた。やってきたことは無駄じゃなかった」と感慨深げ。松ア、平田、安藤の3人は10月の全日本選手権にも出場予定で、安藤は「県内で切磋琢磨できる仲間がいるのが兵庫の強み。この経験を自分の成長につなげたい」と力を込めた。  (長江優咲)