「1.17『いのち』を考える研修会」作文朗読

1/17(火)、本願寺兵庫教区で毎年行われている「阪神淡路大震災物故者追悼法要」の「1.17『いのち』を考える研修会」が本願寺神戸別院で行われました。


兵庫教区内の宗門関係学校の生徒へ「いのちについての作文」が募集され、応募された中から選ばれた本校2年生の辻 実桜(つじ みお)さんが会場で朗読しました。
大勢の参加者の前で、堂々と朗読することができ、大きな拍手をいただきました。

追悼法要では献花をさせていただきました。

朗読のあと、控え室で表彰状と副賞をいただきました。

作文朗読の後は、講演会と和太鼓の演奏を聴きました。

講演会では宮城県気仙沼市から来られた菅沼文子さんが、東日本大震災での経験をもとに「生かされたいのちを生きる」と題して、お話しくださいました。

” 生かされたいのちを生きる″ 講師 菅原文子氏(すがとよ酒店 店主)

菅沼さんは、2011年3月11日の震災の津波により店舗兼住宅は全壊、義父母を失い、夫は行方不明となるという経験がおありです
震災の年の夏、京都の支援者からの勧めで京都の和紙問屋の企画「大切な人に手紙を書こう」に行方不明の夫に宛てた手紙を投稿し、大賞を受賞。
その後、PHP社から「あなたへの恋文」も出版されました。
さまざまなご縁がつながり、京都西本願寺中央仏教学院にて4年の通信教育課程を2018年に卒業されています。
機会があれば、本校でもお話しいただければと思います。

和太鼓は、1995年阪神淡路大震災で被災された方々への激励と、神戸の復興エネルギーを全国に発信する事を目的に結成された松村組の皆さんが、迫力有る演奏を披露してくださいました。

演奏 和太鼓松村組

神戸東遊園地で行われた追悼の集いの今年のテーマは「むすぶ」でした。
震災を経験した者と経験していない者を「むすぶ」、神戸と気仙沼を「むすぶ」、和太鼓の演奏で人々の心を「むすぶ」。
そんな時間を過ごすことができました。これからも語り継いでいきたいと思います。


【関連ページ】
2023.1.16 追悼放送 阪神淡路大震災から28年
2023.1.13 親鸞聖人御正忌報恩講並びに阪神淡路大震災追悼礼拝を行いました。
トピックス「阪神・淡路大震災から28年 1・17」