本願寺新報3月1日号に掲載されました!

第3547号 本願寺新報 2025年3月1日発行

本願寺新報3月1日号「宗門校に学んで 2025」に、3年生の竹田 絢音(たけだ あやね)さんが掲載されました。
こちらの記事は4月から本願寺で配布される「ともしび」という冊子にも掲載されることになっています。

これからも本校の活動を全国の有縁の方々に伝えていきたいと思います。

弱さを受け入れること  兵庫・兵庫大学附属須磨/浦高校3年 竹田絢音

 私は須磨ノ浦での入学式で、代表献香したのをきっかけに仏教に関心を持ちました。それまでは仏教どころか宗教自体にも触れることがなかったため、須磨ノ浦での生活は驚くことばかりでした。
 特に、宗教の授業では仏教の基本的な知識や歴史について学びました。中でも、私が最も印象に残っているものは「悪人正機」です。阿弥陀如来は、全てのいのちを救う存在であり、むしろ悪人こそが救済の対象であるというのです。 この教えは、現代にも通じるメッセージを持っています。人は誰しも失敗や弱さを抱えています。それを否定するのではなく受け入れることが大切だと思います。そして、 他者に対しても寛容であるべきだという考えにもつながり、社会の調和や共生のために役立つものだと感じました。
 たくさんの素晴らしい教えを知り、学ぶことができた3年間は、私の人生をより豊かにしてくれると思います。