3年生
施設における「看取り介護」の取り組みについて、社会福祉法人 万亀会の副施設長 三木 昌代様にお越しいただきました。
先生は、看護師として病院や訪問看護、介護老人福祉施設での看取りの経験が長く、「超高齢社会」と同時に「多死社会」である日本の現状や、生活の場から追いやられてしまった「老い」と「死」について分かりやすくお話しくださいました。
万亀会では、「死ぬその時まで生きる事」へのケアとして「結いケア」に取り組まれており、生命の穏やかさ、安定を尊重するケアのために介護福祉士ができることは何かについて、症例紹介をもとに考えることができました。
3年生は7月に最後の介護実習に望みます。今日学んだことを実習でいかして精一杯頑張ります。
🌱感想🌱
・亡くなる5時間前の呼吸の調子が変化した利用者さんの映像を見せていただいた。苦しそうに見えましたが、利用者さんにとってはその呼吸が楽で気持ちがいいと教えてくださった。初めて知ったので、介護職としてその瞬間に携わった時にはご家族さんに少しでも安心してもらえるような声かけをしたいと思います。
・看取りケアのイメージは、利用者さんの人生最後を見届ける悲しいものという強いイメージがありましたが、今回の講演を聞いて利用者さんが楽に自然に最期を迎えられるように支援していくことが看取りケアだと知った。利用者さんにとって良い最期だったと思ってもらえるようにしたい。