1年生
1年生はこの夏、初めての介護実習にのぞみました。学校を離れて初めての介護実習。たくさんの不安があったと思いますが、1年生は自分にできることを精一杯頑張りました。
7月に「認知症サポーター養成講座」を終了し、9月には本校初めての取り組みである「認知症声掛け訓練」を開催しました。
この認知症声掛け訓練は、認知症の方が困っている場面や行方不明となっていることを想定し、認知症高齢者への声かけ体験する模擬訓練です。
まずは、前回もご担当いただいた、ありまこうげん居宅介護支援事業所の前田先生に「認知症高齢者の特徴や対応について」、振り返りを行っていただきました。
次に、高齢者役と声掛けをする役、観察者の3人グループになり、ファシリテーターのもと、3つのロールプレイを行いました。高齢者役は実際に、高齢者の身体の変化を実感するために演習用の服を装着しました。ヘッドホンをつけると、話している声が聞こえづらく、マルチサポーターを着けることで、関節の動きが制限されます。ロールプレイ中も、気づかなかった高齢者の身体の変化を実感しました。
声掛けに、間違いはありません。認知症の人の気持ちになって声掛けも工夫しました。
ファシリテーターの方にアドバイスをいただきながら進めることができました。
1年生の皆さんは、教えていただいた「驚かせない、いそがせない、自尊心を傷付けない」を意識して声掛けを行えましたか。
この研修は、西須摩あんしんすこやかセンター、離宮あんしんすこやかセンター、その他地域のたくさんの機関の皆様にご協力いただき開催できました。これから、地域に生活する私たちも何かできることをないかを見つけていきたいと思います。
🌱感想🌱
●実際に重りやゴーグルを付けて歩いたりしましたが、それだけでも十分怖いのに、認知症の方は自分でも良く分からない状況にいて、知らない人に話しかけられるというのは不安で怖い思いをしているんだなと実感しました。
●声をかける時の勇気や、コミュニケーションを図る難しさを改めて感じることができました。
●実際に町の中や家の近くで同じ場面があった時のためにも、今回のような「声掛け訓練」は大切だと思いました。
●アドバイスで、声は最初から大きく出して話すと「うるさい」と思われる方もいるので、声をどんどん大きくするほうが良いと教えてもらいました。