介護福祉士コース【高齢者施設における「看取り介護」〜結いけあ〜

3年生

社会福祉法人 万亀会 特別養護老人ホーム万亀園・地域密着型特別養護老人ホーム千鶴園 副施設長 三木昌代先生に来ていただき、高齢者施設における「看取り介護」〜結いけあ〜についてお話しいただきました。

看取りと聞くと、死にゆく人への介護というイメージの人も多いかと思います。ですが、万亀会では、看取り介護を結いけあと呼んでおり、一緒に頑張る、死ぬその時まで生き切ることへのケアという意味があると教えていただきました。

また、平穏死、自然な生命過程を尊重するケアについて、終末期の呼吸の変化等を動画で見せていただきながら学び、介護職の役割について理解を深めました。

「幸せに死ぬことは、幸せに今を生きること」

〜感想〜

🗣️今まで看取りはネガティブなこと、利用者も家族も辛いことばかりだと思っていたが、最後の幸せな時間が自然とつくられる機会だと思った。

🗣️平穏死という言葉を初めて聞いたが、それを望む方にはどう支援や連携が必要なのかを考えることがすごく大事だと思った。また、利用者さんやその家族の思いを汲み取り笑顔で安心して見送れる環境を作ることも私たちの大切な役目だと学んだ。

🗣️平穏死はただ放っておくのではなく、その人が最後まで幸せに生きられるように支援するのが、介護職の役割だと思った。食べることができなくなっても、なんだったら食べられるのかを考える、利用者が少しでも幸せになれるように関わりたい。

🗣️「自然に、楽に生きていると自然に死ねるらしい。幸せに死ぬことは、幸せに今を生きること」の言葉が印象に残ってきます。この言葉を聞いて、未来ばかりにとらわれず、今この瞬間を大切に生きることの大切さが分かり、背中をそっと押してもらえているように感じました。