
1年生 みんなの声かけ運動 肢体不自由分野
公益財団法人 兵庫県身体障害者福祉協会の声掛け運動講師の久保先生と「ユニバーサルひょうご」普及啓発強化員の橋本様にお越しいただき、「車いすユーザーから見た世界」について講演いただきました。
1年生は初めての外部の先生による授業で少し緊張した面持ちでしたが、久保先生のお話を聞き、楽しく学ぶことができたようです。
まずは「車いすユーザーの困りごと」として、バリアとバリアフリーについて、私たちの住む町の写真などを使って分かりやすく教えていただきました。また、ユニバーサルデザインついて、牛乳パックやビールの缶などの身近なものを例に知ることが出来ました。

講演では先生が障害を受け入れる過程のお話いただきました。障害という言葉では語れないほど、それぞれの人にとって様々な背景があることを学び、生徒たちも真剣にメモを取っていました🌱

その後、車いす体験です👨🦽
初めて車いすに乗る生徒も多く、視界の違いや声掛けの重要さ、介助の難しさについて体験できました。

これで講演は終了でしたが、先生の愛車🏎️を見せていただくことになり、全員でお見送り&先生の車への移乗講座が始まりました。アクセルとブレーキを手で操作できるようにした車に乗ったり、車いすから車のシートに移り、車いすを分解してスマートに乗車される姿に生徒たちは驚きながらも、「だから車いす専用のスペースが必要なんだね」とたくさんのことを学ぶことができました。


〜生徒の感想〜
🗣️車いすを使っている人と使っていない人では、視野が全然違うことに気付きました。軽い気持ちで車いす専用駐車場を使ったり、点字ブロックの上に自転車を放置したりすることは障害のある方の視点になると本当に迷惑だと思いました。
🗣️困っていそうにみえても、困ってないかもと躊躇してしまうことがありましたが、困っているかなと思ったら「何かお手伝いしましょうか」の一言で良いのだと知ることができました。
🗣️バリアと聞いたら段差などの物理的なバリアの方が思いつくが特別扱い等、意識的なバリアもあると知りました。段差を無くしたりするのは難しいですが意識は変えられると思いました。
🗣️今回の講習を通して、声掛けの大切さを学ぶことができました。一つの声掛けで相手がどれだけ安心できてうれしい事なのかを知ることができました。
🗣️車いす体験した時、声掛けがあまりできず、急に進んでしまい驚かせてしまったので、もう少し声掛けをするようにしたいです。声掛けをする際には、分かりやすく丁寧に声掛けをし、安心して任せてもらえるようにしたいです。