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11月25日(金)聖徳太子御命日の月例礼拝を行いました。
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アリーナには2年生が入場し、1年生・3年生は各教室でリモートでの礼拝を行いました。
今回も聖歌隊はなく、エレクトーンの演奏のみで行いました。
本日の法話は副教頭の田尻善紀先生です。
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先生ご自身の体験から、コロナ禍になってからより一層「人とのつながり」が大事であると実感したということをお話しくださいました。
そして、童謡「シャボン玉」の詞を書かれた野口雨情さんが、その歌詞に込められた思いに触れられ、
「親はいつまでも親、子どもはいつまでも子ども。いつも自分のことを心配してくれている人がすぐ近くにいることは有り難いことだ。」と教えてくださいました。
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また、「あなたの命があと3日だとしたら、遺書に何を書きますか?」
アメリカの大学でこんな授業があったそうです。その時、学生は親や周囲の人たちへの感謝の言葉を答えたそうです。
そして、さらに「なぜ3日で出来ることを、一生かけてできないのか。」という言葉を投げかけて教授は部屋を去ったそうです。
日ごろ気づかないでいることに気づかされるお話しです。
「人とのつながり」が制限されている今でさえ、私たちはそのつながりがなければ生きていけないことを再認識させられます。
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最後に、
「苦難、困難、災難の無い、無難な人生ではなく、難が有る、有難うの人生を送ろう。」
「足元にたくさんのしあわせがある。そのことに気づき、支えてくれている人に感謝して、限りある命を大切に、日々を精一杯生きていこう」
と語りかけられました。
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それぞれの人生の中で、折に触れて思い出してくれることでしょう。
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