月例礼拝を行いました。

1月27日(金)聖徳太子御命日の月例礼拝を行いました。

アリーナには3年生が入場し、1年生・2年生は各教室でリモートでの礼拝を行いました。
今回も聖歌隊はなく、エレクトーンの演奏のみで行いました。
次の大礼拝、涅槃会ではまた聖歌隊の美しい歌声が聞けることを楽しみにしています。

本日の法話は3学年統括の尾張公乃先生です。

先生は「ムーミン谷の仲間たち」から『春のしらべ』というお話しをご紹介くださいました。
スナフキンとはい虫(ティーティーウー)のやり取りから、人と人との距離感を思ったり、一人ひとりに名前がついていることの大切さを考え、「幸せって何だろう」ということを考えてみました。

また、イエローハットの創業者、鍵山秀三郎氏の「3つの幸せ」について教えてくださいました。
①もらう幸せ・・・赤ちゃんの時に、抱っこしてもらったり、ごはんを食べさせてもらったり、何かしてもらったり・・・など。
②自分でできる幸せ・・・初めて補助がなく自転車に乗れたり、逆上がりができるようになったり・・・など。
③あげる幸せ・・・誰かの力になる、誰かの助けになる、誰かのための幸せ

スナフキンとはい虫とのやり取りの中にも、この3つの幸せに当てはまるところがあった。
初めははい虫がスナフキンに「してして」と①もらう幸せ、
スナフキンから名前をつけてもらってからのはい虫は「どんな事も大事に思えてくる。全部自分のことだから」と②自分でできる幸せを感じ、
そんな成長したはい虫を見たスナフキンは役に立ったという③あげる幸せを感じたのではないか。
そして、
「今年の春のしらべは期待で始まり、春の悲しみもあるけれど何より一人歩きの大きな喜びがあるから」
というスナフキンのセリフをもとに、アリーナの3年生に「この春から皆さんは新しい環境で新しいスタートをきることになる。それぞれが一人で歩いていくことになる、その為の準備をしておこう。そして、全員で3月3日の卒業式を迎えられるようにしよう。」
と語りかけられました。
1、2年生には「春から新しい学年になる」同じように新しい場所でこの3つの幸せを考えてほしいと話されました。

今日で3年生がいる月例礼拝は最後です。
それぞれが真剣な表情で話を聞いている姿が印象的でした。
2月1日からの卒業考査も、全力でがんばりましょう!