5月10日(金)親鸞聖人御命日の月例礼拝を行いました。
アリーナには全校生徒が入場し、聖歌隊の美しい歌声が響きました。3年生の聖歌隊にとっては最後の月例礼拝です。
法句経の朗読の先唱は、3年2組の委員長、藤本陽南(ふじもと ひな)さんです。緊張しながらも丁寧に朗読できました。
本日の法話は生徒部長の永田光臣先生です。
先生はまず、「何のために学校に通っていますか」と問いかけられました。「勉強、部活動、友達、それぞれ理由はさまざまだと思うが、共通して言えることは『社会に出て活躍するため』ではないか。『社会に出て活躍するため』と以前、ある社長さんから聞いたことがある」と教えてくださいました。
そして、「今後、AI(人工知能)が人間の仕事をどんどん奪っていく、活躍する場を奪っていくことになる。そんな時代に求められる能力の一番にコミュニケーション能力、より人間らしいコミュニケーションができるかということだ」
「AIに仕事が奪われる中、次の3つの能力が必要である。ホスピタリティ、マネジメント、クリエイティビティ。ホスピタリティとは、人間らしいコミュニケーション、言い換えると『おもてなし』、相手の立場に立って、物事を考え、共感し、行動すること」
そのことをザ・リッツカールトンホテルでの出来事を例にお話くださいました。
人の幸せとは、「人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、人に必要とされること」ということも教えてくださいました。
最後に、永田先生が高校を卒業する時に先生から贈られた言葉を紹介してくださいました。
「人のために汗と涙を流せる人になってください」
まず自分が、人の幸せのために動ける人になってください、と語りかけられました。
これからも自分の幸せ、人の幸せを考えて、一日一日を大切に過ごしていきましょう。