6月21日(金)聖徳太子御命日の月例礼拝を行いました。
アリーナに全校生徒が入場しました。2年生の聖歌隊にとっては初めての月例礼拝です。この日までお昼休みを中心に練習を重ね、美しい歌声を響かせてくれました。
法句経の朗読の先唱は、3年3組の委員長、日根野 愛未琉(ひねの えみる)さんです。しっかり、堂々と、丁寧に朗読できました。
本日の法話は教務部長の安永敬生先生です。
先生ははじめ、『勉強が面白くなる瞬間』という本の紹介から、期末テスト前まであと10日ほどなので勉強の話をしようと考えていたそうです。
しかし、先日、先生のお母様が脳梗塞で倒れられたことから、急きょ「いのち」についてお話をすることに変更されたとのこと。
まずは先生が理科の教科担当ということで、「生物」の定義から話しをしてくださいました。
そして、ヨシタケシンスケさんの「メメンとモリ」の絵本から、「こうでなければいけない、ではなく、こういう考え方もあるよ、という風に捉えてもらえたらいい」と前置きをして、
「いのち」「人生」の捉え方について、絵本のお話をたどりながら語りかけてくださいました。
最後に、ケツメイシの「ライフ イズ ビューティフル」を聴かせてくださいました。
「辛いことや苦しいことがあっても、いや、そういうことがあるからこそ人生は美しいと歌っています。歌詞に『今、君が生きている、それだけで今日が幸せにみちてくる』とありますが、大変なとき、辛いとき、誰かそばにいてくれたら、それだけで支えられるのではないでしょうか。
母が倒れた日、お客さんを迎える準備をしていました。倒れるとは全く思っていませんでした。本当に先に何が起こるかわかりません。母は今、入院をしています。少し回復してきて、リハビリをするようになりました。でもまだどこまで回復するかわかりません。心配なことはたくさんあります。少しでも親孝行できたらと思います。」
と言葉を詰まらせながらお話くださいました。
今あるいのちを大切に。当たり前の日常がどれだけありがたいか、時々でも思いながら、一日一日を大切に過ごしていきましょう。