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11月22日(金)聖徳太子御命日の月例礼拝を行いました。
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アリーナに全校生徒が入場し、2年生の聖歌隊の美しい歌声が響きました。
法句経の朗読の先唱は、3年9組の委員長、松浦 瞳(まつうら ひとみ)さんです。しっかりと朗読できました。
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本日の法話は幼児教育コース長の森本奈奈先生です。
先生は「あなたにとって健康とは」についてお話くださいました。
本日の朗読に「毒をつかんでも その手に 傷さえなかったら 損なわれるようなことはない」という言葉がありました。
先生はコロナウィルス感染症が蔓延してから他の感染症も流行しており、先ほどまで元気だった人が急になくなってしまう
「劇症型溶連菌感染症」のニュースを紹介されました。
仏教では人生には4つの苦があると説きます。それは「生老病死(しょうろうびょうし)」の四苦です。
病気はどれだけ予防をしてもかかってしまうものであり、本当に思い通りにならないものです。
しかし、健康であれば、免疫力も高まり病気にかかりにくくはなると先生はおっしゃいました。
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健康とは、心身ともに健やかな状態であり、先生は運動、食事、睡眠が大切ですが、小さいうちにストレスを解消するのも
健康にすごせるコツだと教えてくださいました。人それぞれにストレス解消の方法は違うと思いますが、
できるだけ身近な人と悩みを共有しストレスを抱え込まないようにしましょうとおっしゃいました。
紹介していただいた歌に「たまにがいい たまにでいい」という歌詞がありました。お釈迦様は6年もの間、断食の行をおこなっていましたが、ある日、
「おなかがすくとこころが荒む」「こころが荒むと正しい考えが生まれない」ということに気づき苦行をやめたとされています。
その後、村娘であるスジャータから乳粥の布施を受けて元気になり「ほどほどが一番」という「中道」が大切だと気づき「成道(じょうどう)」したとされています。
本日の法話は来月に控えた「成道会」につながるありがたいお話でした。