本校の生徒2名が所属するチーム「ファントム」ダブルダッチ アジア大会出場!

加古川拠点の女子中高生6人チーム 長縄跳びアジア大会出場へ [24日、川崎で開幕] 日本大会制し切符

24日に川崎市で開幕する長縄跳び競技「ダブルダッチ」のアジア大会に、加古川市内の中高生6人でつくるチーム「ファントム」が出場する。小学生時代から同じ縄跳びクラブで技を磨いてきたメンバーは、率直に課題を指摘し合える仲。「息の合った動きで総合優勝を目指す」と意気込んでいる。(斎藤 誉)

「息を合わせ総合優勝を」

メンバーは川口春菜さん(17)、西田紗菜さん(18)、原ひかりさん(17)=いずれも高校3年、川勝悠月さん(14)、下津佐理央さん(14)、山本彩華さん(15)=いずれも中学3年。

6人は小学校2~4年生の頃にダブルダッチを始めた。同市内を拠点に活動する縄跳びクラブ「ぴょん太」のメンバーであり、現在は週に3回程度、市内の小中学校で練習する。

 ダブルダッチは2本の長縄を使う。「ジャンパー」と、縄を回す「ターナー」が役割を入れ替わるなどして競技を行う。アジア大会は、1分間に跳べた回数を競う種目、音楽に合わせて技の完成度を競う種目などを実施。総合優勝は各種目の合計得点で決まる。

同大会は中国や韓国、インドなどの代表約740人出場。同大会への切符は、今年3月に川﨑氏で開かれた日本大会で優勝して手にした。そのさい、1分間に3人で跳べた回数を競う種目の日本記録となる214回を出しており、今回はその更新も狙う。

 アジア大会を約1か月後に控えた6月中旬の夕方、加古川市内の小学校の体育館で生徒らが練習に打ち込んでいた。「ここを見て、ロープと頭が当たってるやん」。スマートフォンで撮影した自分たちの競技の動画を見ながら課題を見つけ、改善策を話し合っていた。

ダブルダッチは、ターナーの持つ2本の縄と幅と、ジャンパーの歩幅を合わせる事が大切という。練習では動画を見返す中で、ターナーとジャンパーの幅がそろってないことに気付き、修正して完成度を高めていた。6人は「ダブルダッチは力を合わせて出来上がるのが魅力。みんなが今のベストから少しレベルアップすれば総合優勝を狙えるし、日本記録も更新できる」と力を込める。