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加古川の中高生6人チーム「ファントム」
縄跳びアジア大会で総合2位 「スピードスプリント」は日本記録V
7月末に川崎市で開かれた縄跳び競技「ダブルダッチ」のアジア大会に加克 市内の中高生6人でつくるチーム「ファントム」が日本代表として出場、好成績を残した。1分間に跳ぶ回数を競う「スピードスプリント」で日本記録を出して優勝。総合得点ではチームが2位に輝いた。6人は「練習がつらい時もあったが、準優勝できてよかった」と声をそろえる。(斎藤誉)
ダブルダッチは2本の長い縄を使い「ジャンパー」 と縄を回す「ターナー」が 役割を入れ替わるなどして競技する。アジア大会では、スピードスプリントのほか、音楽に合わせて技の完成度を競う種目などに出場した。大会には中国や韓国、インドなどの代表約740人が参加した。
ファントムのメンバーは川口春菜さん(17)、西田紗菜さん(18)、原ひかりさん(17)=いずれも高校3年、 川勝悠月さん (15)、下津佐理央さん(14)、山本彩葉(いろは)さん(15)=同中学3年。 スピードスプリントに出場した川勝さん、原さん、山本さんは、練習で記録を伸ばすのに苦労した。更新するまでの日本記録は、3月の日本大会で自分たちが打ち立てた1分間に214回。その後、不調が続き1 分間に200回を下回ることが多く、落ち込んだこと もあった。縄の回し方やジ ャンプの動きを動画などで 確認しながら修正を重ね、 本番では1分間に221回を跳んだ。
下津佐さんと西田さんは、リレー形式で跳ぶ「スピードリレー」に出場し、2位に輝いた。「入賞できるか不安だったが、何とか上位につけられた」と振り返った。 川口さんは、3人組で音楽 に合わせて技の完成度を競う「シングルフリースタイル」に出場し、3位入賞。総 合得点2位に貢献した。「総合優勝を逃したのは悔しいけど、入賞できてよかった」 とメダル獲得を喜ぶ。 ファントムはアジア大会を最後に休止する。メンバ ―は今後も個々に小学生の指導に携わるほか、地域のイベントでパフォーマンスを披露するなどして縄跳びを続けていくという。
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