花まつり並びに親鸞聖人降誕会

5月18日(土)、お釈迦様と親鸞聖人のお誕生をお祝いする「花まつり並びに親鸞聖人降誕会」を本校アリーナにて実施しました。

今年も、全学年がアリーナに入場し、保護者の方もお招きして実施することができました。

アリーナの祭壇には色とりどりの花が飾られ、中央には誕生仏が花御堂の中にお立ちになっています。2、3年生の各クラス代表生徒と生徒会役員による献灯・献花が行われ、校長による灌仏が行われました。灌仏とは、甘露に模した甘茶を誕生仏にそそぐことをいいます。

そして、生徒代表2年、長谷川優花さんによる奉讃文の朗読が行われました。

3年生聖歌隊の歌う讃仏偈がアリーナに響く中、代表者による灌仏が行われました。

念仏の後、式歌「花祭りの歌」が歌われました。

ご法話には、二階堂和美先生(浄土真宗本願寺派・広島県大竹市大龍寺住職・シンガーソングライター)を10年ぶりにお招きし、歌を交えたお話しを伺いました。

先生は、「10年ぶりにこうしてご縁をいただいて、三年間の高校生活のうちの一回の花まつりに来ることができて、本当にあることが難しい、ありがたいことだなと感じています」とおっしゃいました。そして、仏様の教えの根本「いのち」についてお話してくださいました。

「必ず終わっていくこの“いのち”、必ず終わっていくけれど、今、生きている!そのことがいかにかけがえのないことか。だからこそ、今、この命を精一杯生きるんだ!」と語りかけてくださいました。

1曲目に「めざめの歌」を歌ってくださいました。2曲目にジャズの名曲「オン ザ サニーサイド オブ ザ ストリート」をご自身が和訳した歌詞で披露してくださいました。

そして、スタジオジブリの映画「かぐや姫の物語」で最後に流れる曲を依頼された時のことをお話くださった後、その曲「いのちの記憶」を歌ってくださいました。黒瀬みどりさんのピアノ伴奏も映画のエンドロールで流れていた音と同じ音です。

最後に「お別れの歌」を楽しく歌ってくださいました。

先生のお話と歌声が、それぞれの心に楽器のように響いたと思います。あっという間に時間が過ぎてしまいました。また折に触れて思い出してくれることでしょう。

花まつりが終わった後、新旧聖歌隊の引き継ぎ式が行われました。

3年生の聖歌隊は、これまでの聖歌隊の中でも一番練習した聖歌隊ではないかと思います。100周年記念行事もあり、どんどん歌声が響くようになり、最後の舞台、花まつりでも美しい歌声をアリーナに響かせてくれました。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!

2年生の聖歌隊は、伝統を引き継いだ先輩方の思いを受け、しっかりとバトンを受け取りました。次回6月の月例礼拝がデビューとなります。よろしくお願いします!