
5月16日(土)、お釈迦様と親鸞聖人のお誕生をお祝いする「花まつり並びに親鸞聖人降誕会」を本校アリーナにて行いました。
今年も、全学年がアリーナに入場し、保護者の方もお招きすることができました。

アリーナの祭壇には色とりどりの花が飾られ、中央には誕生仏が花御堂の中にお立ちになっています。2、3年生の各クラス代表生徒と生徒会役員による献灯・献花が行われ、教頭による灌仏が行われました。灌仏とは、甘露に模した甘茶を誕生仏にそそぐことをいいます。

そして、生徒代表2年塩月心桜さんによる奉讃文の朗読が行われました。

何度も練習し、この日を迎えました。緊張しながらもゆっくりと丁寧に朗読できました。

3年生聖歌隊の歌う讃仏偈がアリーナに響く中、代表者による灌仏が行われました。

念仏の後、式歌「花祭りの歌」が歌われました。
ご法話には、松﨑智海先生〈浄土真宗本願寺派・永明寺(北九州市)住職〉をお招きしました。先生は、自分の得意分野BLについて、お釈迦様がお生まれになられた時の伝説や親鸞聖人のお誕生について私たちにもわかりやすくお話してくださいました。(先生のBLはBuddha LoveのBLです)

先生は、「知恩」についてお話くださいました。まずは「恩」という字の成り立ちについて詳しく教えてくださいました。そして「今日のこの日は、この私が、今あるこのいのちが、何によってなされているのか、だれが私に心を向けてくださったのかを知ることが今日の大きな意味合いだと思います。お釈迦様も親鸞様も、皆さんとは直接関係ない方かもしれません。でも、皆さんの人生のしあわせをものすごく願ってくださった方たちです。この『恩』を先に知っておいた方がいいと思います。仏教の話は、先に知っておいた方がいいと思います。」ということを、先生の真っ赤なポルシェを見た時とおじいちゃんが亡くなった時のご経験を例にお話くださいました。

そして最後に10分程の動画を見せてくださいました。「この動画は、お母さんの死をきっかけに、私にかけられた願いや思いやはたらきに気づかせていただいたお話だと思います。」
「今日は“恩”を知るというお話をさせていただきました。それは今ここに私があるということに心を向けていくことです。私たちは普段何気なく生きていると、私のためにかけられているものに対して、わかっているつもりになってしまいます。“恩”というものを知らないと“恩”が当たり前になってしまいます。そして当たり前になった瞬間に、目の前のものの価値を失ってしまう。当たり前と思った瞬間に、その目の前のものがいつまでも続くと思ってしまう。例えば、友達でも、親でも、学校の先生だって、私のことをいっぱい思ってくれている人がいっぱいいるのに、それが当たり前だと思った瞬間に、それがいつまでも続くと思ってしまう、そしてそれを失った時に後悔することがある。でも、“恩”を知っていくと、それが“ありがとう”に変わっていく。“ありがとう”が増えると私の生き方が少しだけ変わる。“ありがとう”をたくさん持っている人生は、たぶん僕はしあわせだと思います。私が見ていないところでも、知らないところでも、はたらいてくださっているものがある。そのはたらいてくださっているものに、ちょっとだけ立ち止まって、考えてみよう。わかっているつもりになっているのではなく、少しだけ考える時間にしよう。私のことを大事に思ってくれている人に心を向ける日にしよう。ありがとうと考えてみる日にしてください。」と語りかけられました。

メモをとりながら熱心に聞く姿がたくさんありました。それぞれに気づきを得たのではないでしょうか。
私のためにかけられているものに心を向けて、“ありがとう”を伝える日にしたいですね。
花まつりが終わった後、新旧聖歌隊の引き継ぎ式が行われました。

3年生の聖歌隊は、どんどん歌声が響くようになり、最後の舞台、花まつりでも美しい歌声をアリーナに響かせてくれました。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!

2年生の聖歌隊は、先輩方からの伝統を引き継ぎ、しっかりとバトンを受け取りました。次回6月の月例礼拝がデビューとなります。よろしくお願いします!
