パラアスリート 山本選手 特別授業「夢を持ち続けることの大切さ」

8月29日、2024年パリ・パラリンピックへの出場を目指しているパワーリフティング女子55キロ級の山本恵理選手が来校され、介護福祉士コースの1年生から3年生の生徒達に特別授業をしていただきました。夢を持ち続けることの大切さをご自身の経験を元に話をしていただきました。この特別授業を通して一人ひとりが何ができるのかを考え、行動することの大切さを学びました。

8/30産経新聞掲載記事

【8/30 産経新聞掲載記事より】
パラアスリートに学ぶ 山本選手「夢持ち続けて」

 神戸市出身で、2024年パリ・パラリンピックへの出場を目指すパワーリフティング女子55キロ級の山本恵理選手(39)が29日、兵庫大附属須磨ノ浦高校(神戸市須磨区)で特別授業を開いた。山本さんは、介護福祉士コースの1~3年の生徒計52人に自身の経験を語り、「夢は持ち続けていたら戻ってくる。諦める必要はない」と呼びかけた。
 先天性二分脊椎症で、生まれつき足が不自由な山本さん。9歳から始めた水泳でパラリンピック出場を目指していたが、高校2年の時にけがで断念した。
 しかし、33歳のころにパワーリフティングを始め、東京パラリンピックのテストイベントでは女子55キロ級1位となり、日本記録を更新。2年後のパリ大会への出場を目指している。
 山本さんは生徒らにこうした自身の体験を語り、夢を持ち続けることの大切さを強調。また、階段の昇降ができないなど行動の選択肢が制限されることで障害を感じると明かし、「障害をなくすには、あなたが誰かの『選択肢』になることだ」と手助けの重要性を訴えかけた。
 特別授業は日本財団「パラスポーツサポートセンター」が主催する「あすチャレ!ジュニアアカデミー」の一環。子供らがパラアスリートの話を聞き、「自分には何ができるか」を考える機会をつくろうと平成30年から始まった。
 同校2年の寺河鈴夏さん(17)は「(山本さんの)できないことをできるに変える姿がかっこいいと感じた」と話していた。



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