神戸新聞掲載記事 新体操「須磨ノ浦、兵庫勢初V」

兵庫勢初の女子団体優勝を成し遂げた須磨ノ浦の選手たち=神戸市須磨区の同校 (写真 神戸新聞より)
神戸新聞 4月16日掲載

【神戸新聞2023年4月16日掲載記事】
須磨ノ浦、兵庫勢初V 女子団体 「今度はインターハイ優勝を」

 3月に静岡市で行われた新体操の全国高校選抜大会で、須磨ノ浦が女子団体で兵庫勢初の優勝を飾った。難易度が高い技を成功させるなど、持ち前の勝負強さを発揮し、選手たちは「今度は全国高校総体(インターハイ)優勝」と、早くも夏を見据えて練習に励んでいる。
 団体は2分30秒を5人一組で演舞し、出来栄えのほか、芸術性や技の構成も評価対象となる。
 須磨ノ浦は、足で投げたフープを複数の前後転を絡めてキャッチする大技などをミスなく成功。普段の練習からチーム内で声かけを徹底し、落下ミスの回数を共有して技を磨いた。団体のリーダーを務めた3年生の河野心花(ここは)は「練習を重ねて全員の技術が安定してきた。大舞台でも楽しんで演じられた」と手応えを語る。
 個人では3年生の増本菜花(なな)が4位入賞。新体操部の1年先輩で、昨年の日本代表にも選ばれた鈴木菜巴(なるは)を目標に挙げる17歳は「インターハイと全日本新体操選手権での個人総合入賞が目標」と飛躍を誓う。
 団体には兵庫から日ノ本も出場し、須磨ノ浦に続く2位と好成績を収めた。インターハイの切符を懸けた5月の県総体では、全国選抜大会のトップ2によるライバル対決に注目が集まる。(山本 晃)


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