いよいよインターハイ(8/6.8/7) 読売新聞 7/3掲載 に新体操部が紹介されました。

読売新聞 7月3日掲載記事

「妹」と支え合い技磨く 兵庫大学附属須磨ノ浦高 新体操部

軽快な音楽に合わせてステップを踏み、波打つように体をしなやかに使ってボールを操る女子選手たち。兵庫大付属須磨ノ浦高(神戸市須磨区) の体育館で練習に励む新体操部3年の東穂乃花選手と1年生4人の団体メンバーは、名門を3大会連続8回目のインターハイ出場に導いた。

リーダーの東選手が競技を始めたのは5歳の時。昨年は唯一の2年生ながら団体メンバー入りした。不安はあったが、当時の3年生の先輩4人は「大丈夫だよ」と励ましてくれた。背中でボールを弾いて別の選手に渡す「交換」でメンバーにミスが出て結果は 7位にとどまったが、初めての本番を楽しめた。
東選手のほか、入学前だった高橋叶羽選手、西野杏美選手、森結菜選手、大北真子選手の1年生4人。一人っ子の東選手にとっては、「妹ができたようでうれしかった」という。
5人は休日も一緒にスイーツの食べ放題や買い物に行き、時間を共にした。自然と心の距離は縮まり、東選手も課題に応じた練習方法を積極的に提案してチームを先導。

顧問の井出口真子教諭は「主体的に動けるようになった」 と成長を認めていた。
しかし、県総体を控えた春頃、東選手を腰や足の痛みが襲った。それでも「みんなどこか痛めながらでも頑張っている。最後の大会を諦めたく
ない」と練習を続けた。
一方、1年生4人はそんな東選手の無理を感じ取っていた。高橋選手は「唯一の3年生でいつも明るく振る舞ってくれている。自分も先輩を支える存在になる」と心に決めた。
県総体当日の5月20日、試合前に「正直不安」と漏らす東選手に、1年生から「声を出したい」と提案した。5人は外へ出て、「やったるでー」 と声を張り上げた。声が空に響くと、不安は自然と消えていた。

迎えた本番。5人は軽快な音楽に合わせて満面の笑みで演技を披露した。ボールの交換も決めきり、チームは2位となった。

試合後、東選手は疲労骨折と診断されて2週間の休養をとったが、復帰して迎えた6 月の近畿大会では、県総体で敗れた日ノ本学園高(姫路市) にリベンジを果たし、優勝した。

新体操の魅力を「自分たちのストーリーを表現できること」と語る東選手。「新体操を見たことがない人も楽しませ、会場を沸かせたい」と、 支え、支えられながら、5人で最後の夏を踊りきる。

(神戸総局 浜端成貴)