神戸新聞掲載記事 ソフトボール部 山本心音さんが紹介されました。

理想を追求 兵庫大須磨ノ浦エース

「針の穴に糸を通すようなボールが投げたい」。恥ずかしがり屋だが、理想の投球を聞くと迷いなく言い切った。全国高校選抜大会のソフトボール女子で兵庫大須磨ノ浦を優勝に導いたエース山本心音(しおん)。世代屈指の好投手として注目を集める16歳だ。

 岡山県出身。親元を離れて大阪・岸城中に進学し、全国中学校体育大会で2度優勝した。昨年9月には米国でのU18(18歳以下)ワールドカップに日本代表として参加。大会最年少ながら主戦を任され、決勝を含む5試合に先発した。

 躍動感あふれるフォームから投じる直球は最速108キロ。塁間が短いため、野球に換算すると体感速度は160キロ近い。浮き上がるライズボールや沈むチェンジアップも操り、打者を圧倒する。

「打たれなかったとしても、甘い球がいくこと自体が許せない」と言うほどの完璧主義。選抜大会についても反省ばかりを口にし、池田紀子監督は「世界一になっても満足しないと思う」とほほ笑む。求道者のように理想を追い求め、日本代表エースへの道を歩んでほしい。(伊田雄馬)