兵庫3位 1点遠く 延長8回タイブレーク
競技初日の雨による日程変更で決勝が実施されなくなり、勝てば優勝となったソフトボール少年女子の準決勝。
兵庫(選抜)はエース前坂(須磨ノ浦高)が千葉を相手に無失点を続けたが打線の援護がなく、延長八回タイブレークで力尽きた。
前坂はこの日、大阪を完封した準々決勝に続いて先発。落ちる球のドロップなどでタイミングを外し「ピンチでは冷静にコースに投げられた」と凡打を誘う。守備陣も無失策で応えた。
あとは得点だけだったが、打線は毎回12三振。1点を先制された後の延長八回も1死三塁から2者連続三振に終わった。「気持ちが向こうの方が上だった」と池田監督(須磨ノ浦高教)。須磨ノ浦高は春と夏の全国大会で千葉経大付高を連破したが、同校が主力の千葉の執念に屈した。
兵庫は昨年も2位と強豪県だ。原主将(須磨ノ浦高)は「おごらず、まだまだと思ってやってきた」。5年ぶりの栄冠を逃したものの、強さの一端が見えた大会だった(有島弘記)