ソフトボール兵庫県 鹿児島国体3位 10/11神戸新聞掲載記事

兵庫3位 1点遠く     延長8回タイブレーク

競技初日の雨による日程変更で決勝が実施されなくなり、勝てば優勝となったソフトボール少年女子の準決勝。

ソフトボール少年女子準決勝・千葉―兵庫 
2回表千葉1死三塁、マウンドに集まる兵庫の選手たち
=南九州市知覧平和公園多目的球場(撮影・齋藤雅志)

 兵庫(選抜)はエース前坂(須磨ノ浦高)が千葉を相手に無失点を続けたが打線の援護がなく、延長八回タイブレークで力尽きた。

 前坂はこの日、大阪を完封した準々決勝に続いて先発。落ちる球のドロップなどでタイミングを外し「ピンチでは冷静にコースに投げられた」と凡打を誘う。守備陣も無失策で応えた。

あとは得点だけだったが、打線は毎回12三振。1点を先制された後の延長八回も1死三塁から2者連続三振に終わった。「気持ちが向こうの方が上だった」と池田監督(須磨ノ浦高教)。須磨ノ浦高は春と夏の全国大会で千葉経大付高を連破したが、同校が主力の千葉の執念に屈した。

 兵庫は昨年も2位と強豪県だ。原主将(須磨ノ浦高)は「おごらず、まだまだと思ってやってきた」。5年ぶりの栄冠を逃したものの、強さの一端が見えた大会だった(有島弘記)