新体操 鈴木菜巴さん(日本代表)神戸新聞掲載記事

新体操部 鈴木菜巴さんが神戸新聞に紹介されました。

【7/5 神戸新聞掲載記事より】

正確な演技武器 鈴木が日本代表 須磨ノ浦高3年のホープ

新体操界のホープ、須磨ノ浦高3年の鈴木菜巴(なる)=アリシエ兵庫=の進化が止まらない。4月の日本代表選考会でシニア個人総合3位に入り、7月12,13日に米国で行なわれるワールドゲームズの代表に選ばれた。愛らしい表情に加え、しなやかで正確な演技が武器の有望株は「世界で評価してもらえるように」と頼もしい。(長江優咲)

12,13日・米で大会「責任持って挑戦」

加古川市立平岡中時代からアジアジュニア選手権に出場するなど、早くから注目を浴びてきた。高校進学後は、昨年3月の全国選抜大会個人総合と種目別4種目で完全優勝を成し遂げ、同年11月の全日本選手権でも3位入賞を果たすなど、着実にステップアップしてきた。

新体操界は今季、ルール変更により採点に芸術性を評価するAスコアが導入され、表現力が重視されるようになった。音楽の理解や演技のストーリー性を追求すべく、時間をかけて鍛錬してきたという鈴木は「どの国の選手もまだ熟練しているわけじゃない」と新ルールに活路を見いだす。

選考会では種目別クラブで唯一の27点台をたたきだし、「やりきった」という言葉通りに1位につけた。

ミスが出たフープやボールでは「思い残す部分もある」と振り返りながらも、それぞれ3位にまとめて世界への切符をつかんだ。

9月に中国で開催予定だった杭州アジア大会の出場権も得たが、新型コロナウィルスの影響で延期に。それでも「世界の舞台で戦えることに変わりない。日本代表として責任を持って挑戦する」と、言葉に自覚が宿っている。

4月の日本代表選考会ではクラブで高得点をマークし、代表入りを果たした鈴木菜巴(須磨ノ浦高提供、写真 AyakoShimizu)