9月16日(土)、本校に関係され今年一年間に亡くなられた方を偲ぶ物故者追悼会がアリーナで行われました。
今年は、4年ぶりに全校生徒がアリーナに入場し、ご遺族の方もお招きして実施することができました。
聖歌隊の美しい歌声の中、生徒会役員による献灯・献花が行われました。
讃仏偈の中、ご遺族と各代表者の焼香が行われました。
そして、生徒代表、高橋愛音さん(2年)による「追悼のことば」の朗読が行われました。
「み仏に抱かれて」の歌がアリーナいっぱいに響きました。
ご法話には、中西正導先生(浄土真宗本願寺派布教使・滋賀県高島市、眞光寺)をお招きし、お話しを伺いました。
先生は、布教使でいらっしゃるほか、認定臨床宗教師、認定NPO法人「京都 自死・自殺相談センター」理事・副代表、「京都 若手僧侶 法話勉強会」代表もされており、各方面でご活躍されています。
本校には、2018年以来、2度目のご来校です。お父様(中西正良先生)が2017年まで永年にわたり本校に勤めてくださっているご縁もあり、今回お越しくださいました。
ご法話では、「人生とは苦なり」というお釈迦さまの言葉から、四苦八苦のお話しをいだかき、中でも大切な人と別れなければならない苦しみ、「愛別離苦」について深く考えることができました。
先生ご自身も大切な方を亡くされた折、なかなか悲しみは癒えることがなく苦しい思いをしたけれど、そのままの自分に寄り添ってくださる阿弥陀さまに出遇い、また遇う世界があることを知り、少し前を向いて歩いていくことができるようになったと教えてくださいました。
そして、「追悼法要とは、亡き大切な方を偲ぶ法要です。法とは仏教のみ教え、要とはかなめ、偲ぶという字は“にんべん”に“思う”と書きます。亡き大切な方に思いをはせながら、いただいてきたご恩に感謝する場ということです。」と教えてくださいました。
これからも今ある命を大切に、そして感謝の気持ちをもって、過ごしていきたいと思います。