9月14日(土)、睦学園に関係され、学園や社会のために尽くしてくださった方々を追悼する「睦学園物故者追悼会」を本校アリーナにて実施しました。
今年は、5年ぶりに学園全体でご遺族の方もお招きして、追悼会を行うことができました。
アリーナの祭壇には学園内からのお花が飾られ、生徒会役員による献灯・献花に続いて、河野真理事長が献香を行いました。
そして、2年生聖歌隊の「讃仏偈」の歌声が響く中、ご遺族の焼香、学園内代表焼香が行われました。
その後、生徒代表2年、奈良理紗さんによる追悼文の朗読が行われました。
しっかりと朗読することができました。
そして、「み仏に抱かれて」を聖歌隊のリードで歌いました。
ご法話には、鹿多証道先生(浄土真宗本願寺派布教使・加古川市妙正寺住職)をお招きし、お話しを伺いました。
先生は、「亡き方が仏さまになってくださっている。阿弥陀さまのはたらきで、この世の命を終えてすぐ仏さまになられて、今、そばにいてくださっている」とおっしゃいました。そして、追悼の意味を一緒に確認してくださいました。
そして、「9.11アメリカ同時多発テロ事件」にふれ、その時に話題になった「千の風になって」の歌詞をお伝えくださいました。
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
実際に、亡くなった方が本当に風になって吹きわたっていることを科学的な実験の話から教えてくださいました。
「お顔が見えなくなるのはさみしいですね。お声が聞こえないのはさみしいです。でも、目に見えなくても亡き方が空気になって、水になって、私たちのそばにいつもいてくださる。亡き方の命がめぐっている。そして、仏さまのみ教えは個人ではなくみんなにふりそそいでくださる。念仏することで阿弥陀さまからの喚び声を聞くことができる。」と語りかけてくださいました。
先生のお話が、それぞれの心に、亡き方の思いとともに届いたのではと思います。また折に触れて思い出してくれることでしょう。
2年生の聖歌隊は、今回が大礼拝のデビューでした。2学期が始まって間もなくの大礼拝で、練習時間も限られていた中、よくここまでの歌声を響かせてくれました。伝統を引き継ぎ、これからも美しい歌声をアリーナに響かせてくれることを楽しみにしています!